ご挨拶

ご挨拶

「不易流行」の原点胸に、次の100年へ 

「不易流行」という言葉を聞かれたことがあると思います。 
変わらない本質的なもの(不易)と、時代や状況に応じて変化するもの(流行)を調和させる考えです。江戸時代の俳人、松尾芭蕉の理念として知られており、禅宗の教えに影響を受けて発展してきた「不易流行」こそ、当社の創業以来の信条です。


歴史をひもとくと、当社は1925(大正14)年4月に初代工藤春三が土岐郡稲津村(現・瑞浪市稲津町)に『稲津鉄工所』を創業して産声を上げ、2025(令和7)年に創業100周年を迎えました。その間、多くの試練や時代の変革を乗り越え、今日の当社があります。
これもひとえに、初代の「丈夫で壊れにくい本物のモノづくりを」という原点を「不易」とし、“技術力”に磨きをかけて生み出した製品を、お得意さまやお取引先さまに長きにわたりご愛顧頂けた賜であると感謝しております。

「モノづくり」にかけた初代の想いと、この100年培ってきた当社の歴史を次の世代に繋げていくことができるよう、社史を発刊することといたしました。

当社は、地場産業である美濃焼の原料製造機 械および周辺機器の設計から製造据付までを主業 としてまいりました。
時代とともに事業内容は変遷し、現在は、ニューセ ラミックスの原料製造機器を多く扱うようになりました。 21世紀に入る頃より機能性素材の需要が高まり、 培ってきた技術を生かすことで、まさに「流行」に対応し、お客さまのニーズに応えることができました。 これからも世界的な変革の中、当社は一層のグ ローバル化を図り、「不易流行」の信条を胸に刻み、 いつまでも変わらない「モノづくりの原点」に、新しい 変化を取り入れて発展を続けていきたいと思います。 今後とも変わらぬご愛顧、ご支援を賜りますよう、 よろしくお願い申し上げます。

代表取締役
工藤 好功