ボールミルとは?
円筒容器内に、粉砕媒体であるボールを一定量投入して、水平軸を中心に回転 させると、ボールは円筒容器の 回転と共に、内壁に沿って一定の高さまで持ち 上げられ、内壁を、滑ったりボール層上を転がり落ちたりして円筒容器内を一定 方向に循環します。
そのボールの循環移動中に粉砕原料が投入されていると、粉 砕原料はボールと内壁・ボールとボール間の摩砕力やボールが転がり落ちる時の 衝撃力で細かく粉砕されます。また、粉砕以外に混合や分散にも利用されています。
ライニング材の種類
ボールミルはライニング(ライナー)材の種類を変更することにより、様々な原料(対磨耗性・耐薬品性・コンタミネーション等)に対応可能です。
弊社では以下のような実績がありますが、その他ご希望のライニング材がありましたらお問い合わせ下さい。
- アルミナ
- 高純度アルミナ
- 窒化珪素
- マンガン
- スチール(SS,ヘルテン)
- 天然石
- 耐磨耗ゴム
- 耐薬品ゴム
- MCナイロン
- ウレタンゴム
- PP(ポリプロピレン)
ボールの種類
ボールミルに投入するボール(メディア)には様々なサイズがあり、目標とする粒度や原料に応じて、数ミリのビーズから60mm程度のボールまで使い分けています。
素材としては、アルミナ・高純度アルミナ・窒化珪素・スチール・天然石・ジルコニアMCナイロン(鉄芯入り)など、これ以外にも様々な素材があります。
内部のボールの動き①
ボールの循環移動状態をコンピュータシミュレーションしますと、粉砕媒体であるボールの動きが良く解ると思います。
概略条件
ボールミル内径 1000mm(リフターバー付)
ボール径 50mm
回転数 32rpm
内部のボールの動き②(リフターバー付)
リフターバーが付いた場合のボールの循環移動状態をコンピュータシミュレーションしています。
概略条件
概略条件
ボールミル内径 1000mm(リフターバー付)
ボール径 50mm
回転数 32rpm
シミュレーション動画
7900L 湿式ボールミル 3Dイメージ及び粉砕シミュレーション/ 7900L Ball Mill Wet type 3D images and milling simulation