缶体容積とかさ密度について

かさ密度とは

かさ密度は缶体容積の計算に必要で重要な値です。

固めとゆるめ見掛け密度があり、貯蔵状態と同一条件でないと容積不足や過剰な設備になるため、できるだけ多くの最の試料で実験値を決めることが望ましいです。

粉体を容器に充填した場合の粉層の見掛け密度をかさ密度といいます。

粉体別のかさ密度について

以下に粉体別かさ密度について、分類ごとの密度表を掲載します。

粉体別かさ密度

分類粉体名密度 (g/ml)粒子径 (μm)かさ密度 (g/ml)
鉱物系ケイ石粉約2.5約30約1.1
石灰石約2.2約90約0.94
石膏約2.2約75約0.94
陶石粉約2.2約60約1.04
タルク約2.8約140約0.84
セラミック系フェライト約6.1約78約2.0
亜鉛華約5.6約130約0.66
炭化ケイ素約3.2約130約1.65
有機・化合物系塩化ピニール粉約1.0約180約0.57
大豆カス約1.4約300約0.75
特殊材料ガラスビーズ約2.5約725約1.53
ケイソウ土約0.85約30約0.22
カーボン約1.2~1.8約14約0.30
消石灰約2.0約50約0.59
ゼオライト約6.1約78約2.0

本データは、『セラミックマシナリーハンドブック』(日本セラミックマシナリー協会 編, 日刊工業新聞社, p.231)より引用しています。