ボールミルの原理・種類と特徴(湿式と乾式の違い)

ボールミルの原理・種類と特徴(湿式と乾式の違い)

 

ボールミル

乾式ボールミル

乾式ボールミル

粉砕原料が湿式粉砕に適さない場合や湿式にできない場合に使用されます。

粉砕原料と粉砕媒体(ボール)のみをミル内に投入します。特徴は湿式よりもライナーおよび粉砕媒体からの不純物の混入が少なくなります。ボールミルは粉砕の有効面積が非常に大きく微粉砕機として使用され、窯業、化学工場をはじめ広くご使用いただいています。

粉砕力、分散力に優れ、粉砕原料の粉砕前粒径の許容範囲が広く、密閉型であるため、粉砕分散中に配合比率の変動もなく安定した製品が得られます。内張りにアルミナ磁器を使用すると摩耗成分の混入を更に少なくすることができます。

湿式ボールミル

湿式ボールミル

粉砕原料と粉砕媒体(ボール)と水や他の液体等をミルに投入します。乾式より粉砕速度が早く微粉砕に向いていますが、長時間粉砕し過ぎるとライナーやボールの摩耗により不>純物の混入が多くなる事があります。

ボールミルは粉砕の有効面積が非常に大きく微粉砕機として使用され、各種鉱物化学薬品等の粉砕に適しています。粉砕力、分散力に優れ、粉砕原料の粉砕前粒径の許容範囲が広く、密閉型であるため、粉砕分散中に配合比率の変動もなく安定した製品が得られます。

アルミナ磁器を使用すると摩耗成分の混入を少なくすることができます。

主な特長

乾式ボールミル

原料を水と一緒に粉砕する湿式粉砕と違い、水を混ぜずに(空気中で)粉砕をする方法。湿式粉砕のような粉砕後に水を分離するための乾燥工程、汚水処理工程などが不要になります。但し乾式は粉塵が舞いやすく集塵フィルターシステムが必要となったり、空気中の酸素と混じり爆発性のある原料の場合はその対策を講じる必要があります。通常乾式粉砕で使用するモーターは湿式粉砕の同サイズの場合の約3倍の出力のモーターを使用しております。

湿式ボールミル

水などの液中で粉砕をする方法です。

そのため粉塵は飛びませんが後工程で水の分離とその排水処理施設を備える必要があります。粉砕粒度はモノにより数ミクロンにまで達することも可能です。

各種用途

乾式ボールミル

クウォーツ、ガラス、シリカなど各種鉱石、その他

湿式ボールミル

セラミック、ファインセラミック、食品、電子部品材料、顔料、各種原料プラントなど

 

   

Contact

お問い合わせ‧お⾒積りはこちら

お問い合わせ‧お⾒積りはお電話、

またはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

0572-69-1025

お電話での受付時間:8:30 – 17:00(月 – 金)

お問い合わせフォーム

24時間対応しております