ボールミル・チューブミルの駆動方式の種類
ボールミルとチューブミルの駆動方式にはいくつかの種類があります。以下に主なものを挙げます。
ボールミルの駆動方式
ベルト駆動方式
弊社が標準採用する最も一般的な駆動方式です。Vベルトを使用して、缶体側の大プーリーと駆動側のピニオンプーリーでもって、ボールミルを回転させる方式です。
モーター直結駆動
直接モーターでボールミルを回転させる方式です。
ギア駆動
ギアを使ってボールミルを回転させる方式です。缶体側の大ギアと駆動側のピニオンギアでもって、回転させます。
コロ駆動
ボールミルの缶体自体をコロ受けしておき、片側の駆動側コロが回転させることで缶体が回転します。他方の従動コロで受けます。
チューブミルの駆動方式
ベルト駆動方式
弊社が標準採用する最も一般的な駆動方式です。Vベルトを使用して、缶体側の大プーリーと駆動側のピニオンプーリーでもって、チューブミルを回転させる方式です。
ギア駆動
ギアを使ってチューブミルを回転させる方式です。缶体側の大ギアと駆動側のピニオンギアでもって、回転させます。
コロ駆動
チューブミルの缶体自体をコロ受けしておき、片側の駆動側コロが回転させることで缶体が回転します。他方の従動コロで受けます。
チューブミルは基本的には、大型機が採用されるため、モーター直結駆動でもって回転させることはほとんどありません。
これらの駆動方式は、それぞれの用途や機械の特性に応じて選ばれます。
どの方式が一番適しているかは、具体的な使用状況や要件によります。
各駆動方式のメリット・デメリットについて
各駆動方式にそれぞれ特徴があります。各駆動方式を比較してそれぞれのメリット・デメリットをご説明いたします。
ベルト駆動方式のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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・静音 ・メンテナンスが容易(グリスアップが不要) ・ギア駆動と比較して低コスト ・ギア駆動と比較して摩耗が少ない | ベルトの伸び代が必要なため、ギア駆動と比較してスペースが必要 (缶体下部にピニオン側を持ってくることで省スペースが可能なものもある) |
ギア駆動のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・省スペース | ・ベルト駆動と比較して静音性が低い ・メンテナンスが必要(グリスアップ) ・ベルト駆動と比較して摩耗する ・ベルト駆動と比較して高コスト |