製品名
ジョークラッシャー
- 製品概要
-
ジョークラッシャーは、2枚の歯の強力な圧縮作用により原料を粉砕する粗粉砕機です。
間隙を調整して頂くことで目標粒度の設定が可能ですが、約100mm程度の原料を数十mmまで粉砕することが可能です。
- お問い合わせ
-
本製品に関するお問い合わせはこちら ▼
製品タイプ
- スタンダードジョークラッシャー(重負荷仕様)
- コンパクトジョークラッシャー(中・軽負荷仕様)
歯板材質は複数種類からお選び頂けます。
原理・構造
ジョークラッシャーは、固定する歯板と左右にスウィングする歯板との間隙に発生した強力な圧縮作用によって原料を破砕する粗破砕機です。
歯板は標準としてアルミナを採用しており、金属を嫌う原料の粗粉砕に用いられております。アルミナのモース硬度は9と耐摩耗性に富んでいるため、原料への不純物の混入が少なく製品の純度が保てます。モース硬度7以下の原料を粗粉砕することが可能です。
磨耗が少ない為、コンタミネーションにも有効です。
歯板材質
歯板材質はご要望に応じて変更可能です。
高マンガン鋼、高クロム鋼、SS材、SUS材、HARDOX材等がございます。(その他材質についてもご相談下さい)
また、アルミナより耐久性及び耐摩耗性が要求される場合は窒化ケイ素を選択することが可能です。
スタンダードタイプの特徴
本機は動歯の動きがダブルトッグル式のため、前後の動きのみで粉砕するため歯板の消耗が少ないです。
高強度の軸受と大径フライホイールを採用しているため重負荷の粉砕に対応しております。
焼結原料や鉱石等の中硬度程度の原料を破砕する用途に使われます。
コンパクトタイプの特徴
従来ジョークラッシャーに必要であった、“トッグル”自体を無くし、金属同士の摩耗がないためコンタミレスであることが最大の特徴です。その上で、動歯の動きはダブルトッグル式に似ております。
シングルトッグルのような円運動のすべり動作がなく、前後の動きのみで粉砕するため歯板の消耗が少ないです。軸受部分をすべて密封構造にしているため被粉砕物への金属摩耗粉やオイルの混入がありません。焼成や乾燥を施した中硬度以下の原料を解砕する用途に使われます。
コーティング
シュートを含む接粉部をテフロン等でコーティングすることも可能です。
耐熱設計
高温状態での原料粉砕をする必要がある場合は、耐熱ジョークラッシャーの設計もいたしております。